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つなようじ3本目

つなの活動日記

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処女懐胎、あるいは白骨塔より少女達は飛翔する

ひっさしぶりのアリプロ記事です。
そんなん書く暇あったら人狼のほう作れって?そっちもちゃんとやってるから!笑
人狼とアリプロって雰囲気滅茶苦茶合うと思うんですが、どうか。そう感じているから、人狼動画の冒頭でアリプロ曲起用しまくってるんだけどね。
人狼やってたら、アリプロの曲も聞きたくなる。そして今日久々にアリプロ熱が昂った。

今日の曲は「処女懐胎、あるいは白骨塔より少女たちは飛翔する」
名前のインパクトすげぇよな。俺はこれを始めてみたとき、長ぇ!ってただ感じた。
あと処女懐胎って言葉の威力。

この曲は、高揚感、タイトルの言葉を借りるなら飛翔感が凄まじい。
言葉で何とか表してみると・・・。鬱屈した雰囲気から、一気に殻を破り、ぐんぐん空を駆け上っていく感覚。
場面の急転換という意味では平成日本残酷物語にも似てるけれど、ふわり浮き上っていくこの感じはこの曲の右に出るものは無いね。

特にクライマックス。
『羽撃くだけ 舞い上がるのは こんなにも容易い もっと高く もう許されぬ 落下』

ここやばいね。
情景がありありと浮かんでくる。
タイトル、歌詞から舞い上がっていくのは少女たちだろう。
客観的に見れば、彼女らはもう助からない程の状況に陥っているけれど。恐らく、彼女らはその自覚ないんだろうね。
後はただ高く上がっていくだけ、被に焼かれて死ぬか、落ちるか・・・死しかない。
そこで曲として終わるってこのセンスがすごいわ。まぁ彼女らが満足気だったんならいいかって、何とも言えない感情の余韻のまま終わる。まぁあくまで俺はそう感じるってだけ。

曲としては、空に舞い上がっていったところで終わる。でも続きがあるように感じるんだよね。
この曲の最後は、曲の最初につながってると思う。
つまりこの曲の流れは環になってると感じる。

舞い上がっていく→陽に焼かれて落ちる→幾人もの少女たちが同じように落ち、白骨塔が出来上がっている→骸から新たに少女が生まれ、羽が生え、また飛び立っていく→・・・

この少女たちってのは、屍からまた生まれてくる、そんな存在(この曲はそういう世界観)。
冒頭の「暗い土の中の わたし達のほうが 天を知っている」は、以前に飛び立って落ちて死んだ少女たちを指すと思う。
(一回飛んだことあるから、天を知ってるよ。暗い土の中ってのは、死んで土に帰ってる状態だよってこと)

「割れて堕ちる破片 血で受け止めながら」→また新たに空から少女たちが降ってきて、パァンっと地面で弾ける
「蜜蝋の肌 溶かし燻らせ 玻璃の骨砕いて」→死体がバキバキメキャメキャ変形してる様子
「この身で包むのは 腐敗せぬ魂」→輪廻転生。屍の中にまたあたらしい命
「遥かな古代(むかし)でも 在らざる未來でも ずっと」→ずっとこれが続いてる。さっき述べた『環』を暗示もしている?
「失くしたのは 青い翼 太陽の民に 愛された証の」→翼が陽で青く燃えあがった
以上のような解釈で、曲の一番(勝手に区切った)は、舞い上がった後の話なんじゃないかって。

こっから後は、まぁ歌詞通りで、翼が生えて、また飛び立っていく流れ。
というか「破瓜なくて 解体と 懐胎の 死と再生」ってはっきり言ってるし、ぐるぐる巡ってる環ってのは、聞いた人ならすぐ分かるか。
俺はこれ気付くのに7年かかった笑 歌詞意識せずに雰囲気で味わって、それで満足してたね。
という俺の個人的な解釈垂れ流しでした。

少女「達」は飛翔する、わざわざ達って言うくらいだからたくさんいるんだろう。それこそ白骨塔なんてものが出来上がるくらいに。
最初は、鬱屈とした雰囲気のパートが白骨塔の少女たちの様子、晴れ晴れとした雰囲気のパートは飛翔少女の様子を表してるとか考えてたけど、考え直してみるとこれは何か違うわな。

中二ノートみたいな書きなぐりになったけど、前回までのアリプロ記事読んでも気恥ずかしくなったりせんかったというのもあって、今回も書きたいだけ書いたわ。
色々書いたけど、曲調、雰囲気、歌詞、何もかも最高な曲だって言いたかった。

↓7年前に作った動画。この頃の熱は凄かったね。自分が上げてきた動画の内、投稿者コメを駆使し本気出した動画類の中では随一のクオリティだと思うやつ。
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| ALI PROJECT. | 04:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アリプロ楽曲ツアー ~ALI PROJECT musical piece~

難産!でもいいね、これ(自分でこのメドレー聞きたかったの
動画説明文に書いてるけど、なくなく外した曲もあるんだよなぁ。凶夢伝染とか(曲のつなぎが上手くいかないとか
絞らなかったら、全部入れることになるんだもの。断腸の思い。ホントに好きな曲ばかり。
動画?前とノリ一緒だよ!
ちなみに、曲順はこだわっています。大きく、ALICE→礼賛→大和→欧州→白アリ→一転攻勢→和→黒の流れです。
つなぐが前のと同じのもあるけどね(似てるところは、前から気にいってたところ)。
さて、なんだか気持ちが一段落したな、バイオ人狼とかコミケ作業に取り掛かろうか。

| ALI PROJECT. | 03:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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少女と水蜜桃

久しぶりのアリプロ大爆発。
今日は、「少女と水蜜桃」。

タイトルに「少女」と入ってる曲はほぼほぼ好きになってる気がする。
少女って響き、いいです。汚れる前の限られた時期というイメージを私は持っていて、どことなく神秘なんです
女ならば誰もが一度は味わう時期少女。壊れやすく繊細な感じが素晴らしい、惹かれる。俺も女に生まれたかった。

これまた何度も聞いて、そこから歌詞を意識し始めた曲。
最初は少女がなんかしょーるんやろなー程度の味わい方しかできていなかったんですが、アリプロの曲はやはり「深い」わけで。
汚れまいとしていた少女が世界にもまれて、なるまいとしていたような女になってしまう、どうしようもなさ。
苦悩し、最後は悟ったように振り返るような感じがする。いいよ、諦観滲ませてこ。女になるってきっとそういうことよ。

俺は男である限りこういう悩みもしないだろうし、女性の悩みも共感し理解しきれないだろうなと痛感させられるよ。

曲調はテンポよく優雅だけど引き込まれる、それこそ歌詞にも出てくる桃のような味わい、でもその後味は苦い。
「少女は誰でも甘美な罰を受けるために生きてる」、ALICE同罪イノセントに近いテーマを感じる曲です。

| ALI PROJECT. | 03:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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狩猟令嬢ジビエ日誌

大好きなアリプロの曲紹介すんぞ!おらぁ
唐突だけどもこれから不定期でお気に入りの曲についてつらつら書いていくから。
書きたくなったから書く。書きたいときに書く。だから曲順もランダムだし不定期更新。


今日は「狩猟令嬢ジビエ日誌」。
先ほど歌詞を見ながら聴いていたらビビッ!と来ちゃってね。

最初聞いたときは大して気にも留めてなかった曲だった。キャッチーじゃない、暗めの曲調だったからか。
アリプロ全曲ランダム再生していると何度かこの曲を聴くことがあったんだけれども、そのたびに部分的に歌詞が頭に残ってね。
雰囲気も何だかよさげ?これは味わい深い黒アリの曲なのかな?
全体の歌詞を知りたいなーと思った28分前。

もうこれはね。濃密。濃密です。
取り巻く世界観は、とある領主のお嬢様が自分より身分が低い青年を狩りに連れ出す、というもの。
去年の夏のライブでアリカ様がそう仰ってたしこれで合ってると思う。

聴いていると、ありありとその光景が見えてくるんだ。
他の曲と比べて、具体的な描写が多く抽象的な言葉が少なめだからか、まさにその場面が目の前に浮かぶ。

最初は割とおとなし目なお嬢様。でも狩りの準備の段階で大分ヤバげなんだよね。犬歯見せながらニヤニヤしてるのが目に浮かぶ。
銃を肩に掛け、髪をなびかせ、もう私についてきなさい。かっけぇぇぇ。ワイルド系お嬢様。
いざ狩りが始まると曲のテンポも上がり狩猟以外のことに目に入ってないように感じられる。
もう連れてきた青年のことも頭から忘れてるんじゃないかなこのときは。
顔には微笑をたたえ、あまり表情は激しくない。けれども心の裡では最高に楽しんでて嬉々としてる。

獲物を仕留める。そこからの作業のなんと丁寧なことか。狩り取った命に対してある種の畏怖を感じている。
「愛と幻想のファシズム」の主人公のアティテュードと通じるものがあると思う。
ただ殺すのではなく、その獲物のすべてを堪能しようとする。
帰路につくまでに青年も「毒された」。調理の待ち時間二人は獣になる。

生きるという行為の本質を再認識させられる。他の動物を殺し、食べ、糧とする。
ただ漫然と行うのではなく常に目的を意識し手段として行使している。
たまには自然の中に身を投じ、野生の声呼ぶままに生きてみたいなぁと思わせる曲。

とりもあえず、お嬢様かっけぇぇぇ
ワイルド。ワイルド。女の子、しかもお嬢様がこんな狩りに夢中になってるとか萌える。かっこいい。
心の裡の底から何か沸々と湧き上がる何かを皆さん感じましょう。
聴くときは是非とも歌詞を見ながらをお勧めします。

| ALI PROJECT. | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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